
10月17日、毎月1回行っている玉井義臣会長の定例講義の特別ゲストとして、米国ヴァッサー大学のクリスティーン・ハウレット准教授(音楽)・ヴァッサー大合唱部監督を招き、全職員を前に来年3月の音楽コラボレーションの意義と重要性を説明しました。クリスティーンさんは今年の4月と6月に現地NGO「あしながウガンダ」(ナンサナ市、2001年設立)を訪れ、エイズで親を亡くした子どもたちにコーラスを指導しました。

コーラスの指導を受けた子供たちは経済的な理由で地元の小学校に通えないエイズ遺児で、あしながウガンダが運営する寺子屋教室に通って読み書き、計算などの基礎教育を受けています。
約1時間、現地で撮影した子供たちのビデオと写真をスクリーンに映しながらウガンダでの体験談を語ったクリスティーンさんは「ある日練習が終わったら男の子が自分の所にやって来て、コーラスを教えてくれてありがとうとお礼を言いました。アメリカではそんなお礼を言ってくれる子供はまずいません。涙が出るほどうれしかったです。」と、当時の感動を伝えました。
あしなが育英会とヴァッサー大学は英国人ミュージカル演出家ジョン・ケアード氏を舞台監督に迎え2014年3月13日に宮城県仙台市の東北大学萩ホール、3月20日に東京の新宿文化センターであしながウガンダ寺子屋のエイズ遺児たち、ヴァッサー大学合唱部、東日本大震災・津波遺児を含む和太鼓チームによる歌と踊りと和太鼓のコラボ公演を開催します。クリスティーンさん自身も、ヴァッサー大学合唱部を引き連れて来日し、ウガンダの子供たちと再会を果たすことになります。
仙台、東京公演に引き続き、2015年6月からはNY、ワシントンD.C.、東京、パリなど世界各地で本格的なツアー公演の開催が予定されています。
2014年、2015年のコラボ公演を成功させることが【アフリカ遺児教育支援100年構想】に重要かつ不可欠と考えており、皆様にご理解とご支援をお願いしています。